ABOUT

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01. 共に歳を重ねる楽しみ。
── 育つ素材、国産タンニン鞣し革と真鍮
汚れや傷さえも「味」に変え、使った人だけの表情になっていく相棒。
moripodworksではタンニン鞣しの革を使っています。
使い込むほどに色が深まり、手の脂が染み込み、自分だけの表情になっていく。その変化を楽しんでほしいから、タンニン鞣しを選んでいます。手間をかけて革を仕立てるタンナーさんへの敬意も、そこに込めています。

素材は国産革を中心に使っています。イタリアンレザーは高級素材として広く知られています。かつての自分もそう思っていました。でも、日本にも素晴らしいタンナーさんがいて、素晴らしい革があります。兵庫県たつの市をはじめ、長い歴史を持つ産地で、職人さんが手間をかけて作った革が、イタリアンレザーより安いからという理由だけで軽く見られることがある。それが悔しい。
日本の職人が、日本の革を使う。言葉にすると当たり前のことですが、それをちゃんとやっていきたいと思っています。

金具は、出来る限り真鍮製を使用しています。
真鍮は、革と同じように時間とともに味が出る素材です。作りたての頃は金のような明るい輝きを持ち、使い込むにつれて深みのある色へと変わっていきます。アンティーク家具や古い道具に真鍮が多く使われているのは、その変化が「味」として愛されてきたからです。
革も、糸も、金具も。moripodworksの素材はすべて、時間をかけて味が出るものを選んでいます。
それは、変わっていくことを楽しんでほしいという思いからです。

シワが増えた、白髪が出てきた、体のあちこちが変わってきた。そういう変化を悲観するのではなく、生きてきた証として受け取ってほしい。
革も人も、味が出る。moripodworksの革小物が、そういう時間の相棒になれたらと思っています。


02. 天然素材には天然素材を。── 麻糸の手縫い
縫い糸に使用しているのは麻糸です。革は、人類が何千年も前から使い続けてきた素材です。その革に組み合わせる糸として、天然素材を選ぶことが革という素材への敬意だと考えています。また、プラスチック由来の素材が環境に与える影響が問われる今、できる範囲で自然素材を選ぶことは、作り手としての小さな意思表示でもあります。
もちろん、質感が好きという、単純な理由もあります。
※バッグ類は負荷がかかる箇所が多いため、強度を優先してポリエステル糸を使用しています。


03. 10年後も「剥がれない」ために。── 接着剤を使わない、パーツ別縫製
moripodworksの財布は、糊(接着剤)を一切使いません。設計段階で縫い穴の位置をすべて決め、パーツをそれぞれ独立して穴を開け、縫い上げてから組み合わせる、手間のかかる手法をとっています。
この構造には理由があります。接着剤は年月とともに劣化し、内側の剥がれや革の硬化を引き起こすことがあります。糊に頼らない縫製は、革が本来の柔軟性を保ちながら経年変化できることを意味します。10年使っても、劣化せず、革に味が出るだけです。


04. 塗料に頼らない、地道なコバ磨き
革の断面(コバ)は、コーティング剤や塗料で固めるのではなくひたすら「磨く」ことで整えます。地味な作業ですが、表面を塗料で塞がないため、使っている最中に「塗装がバリバリ剥がれる」ことがなく、10年後も「革のまま」でいられる断面です。


05. 作り手のこと。── エンジニアの手仕事
きっかけは、欲しい財布が見つからなかったことです。
革だけでできていて、経年変化をしっかり楽しめて、オーソドックスだけどどこか個性がある。そういう財布を探していたけれど、なかなか見つからなかった。ならば作ってみようと、革を買って、道具を揃えて、作り始めました。
やってみると、ハマりました。
デザインを考えて、縫い穴のピッチを計算して、パーツのバランスを調整して、組み上げる順番を設計する。CADで図面を引き、工学的に考えて、最後は手作業で一針ずつ仕立てていく。宇宙工学の研究や工業製品の開発で培った「設計する」という思考回路と、革職人の「手で作る」という感覚が、ここで初めて一本につながった気がしました。
革製品には、途方もない歴史が詰まっています。
人類は何千年も前から革を使ってきた。文明が進歩して、科学が発展して、宇宙にまで行けるようになった今も、人は革製品に心を惹かれる。なんかすごいやん、と思います。
その「すごいやん」を、財布という形で手渡したいと思って、moripodworksを作りました。
ブランドロゴの三日月は、娘の名前にちなんでいます。リビングの片隅の作業場で、育児の合間に、一点ずつ作っています。


オーダー・カスタムについて
色の組み合わせや仕様のご相談など、お気軽にご連絡ください。 あなたの理想を形にするお手伝い
をいたします。

moripodworks 革も人も、味が出る。